クボタ、10億円申告漏れ 一部所得隠し、国税局指摘 

 機械メーカー大手のクボタ(大阪市)が大阪国税局の税務調査を受け、2015年12月期までの1年9カ月間に約10億3千万円の申告漏れを指摘されていたことが26日、同社への取材で分かった。このうち約2億4千万円は仮装・隠蔽を伴う所得隠しと認定された。

 クボタによると、重加算税を含む追徴税額は約4億2千万円で、修正申告し全額を納付した。「税金逃れの意図はなかったが、事務処理上の不備があった。適正な納税に努めたい」としている。

 信用調査会社や有価証券報告書によると、クボタは1930年設立。16年12月期の連結売上高は約1兆5960億円。


  • LINEで送る