シリアの化学兵器使用は政権側 仏外相、サリン分析で 

 【パリ共同】フランスのエロー外相は26日の声明で、シリア北西部で4日に化学兵器が使用されて多数が死亡した空爆について、情報機関の分析の結果、化学兵器を使用したのはアサド政権側だと発表した。

 エロー外相は国防会議の後、記者団に対し「(猛毒の)サリンが使用されたことには疑いがない。使用されたサリンの製造方法などの分析により、シリア政権の責任についても何ら疑いがない」と述べた。

 声明によると、情報当局は2013年に政権が使用した化学兵器の不発弾と今回使用されたサリンの成分などを比較分析した。


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