特例法案名「天皇の退位」復活 対民進配慮、各党へ骨子提示 

 政府は26日、天皇陛下の退位を実現する特例法案の名称を「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」とするなどの法案骨子をまとめた。衆参両院議長が各党派へ提示。政府、与党は法案名の「天皇」を「天皇陛下」と表記する方向だったが、「天皇」としたい民進党の主張に配慮した。国会見解の表現が復活した形。政府は法案要綱の作成を急ぎ、5月の大型連休明けに各党派代表者による全体会合で示す予定だ。

 政府は5月19日にも閣議決定し、今国会で成立させたい意向。各党への提示に先立ち、衆参正副議長が協議し、骨子の内容を了承した。


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