野党、首相の任命責任追及 来月8日衆院集中審議 

野党4党幹事長・書記局長会談に臨む民進党の野田幹事長(中央左)、共産党の小池書記局長(同右)ら=26日午後、国会

 東日本大震災の被害について「まだ東北で良かった」と発言した今村雅弘復興相の辞任を受け、民進党など野党4党は安倍晋三首相の任命責任と政権の「緩み」を追及する方針を決めた。自民、民進両党は首相が出席する予算委員会の集中審議を衆参両院で開くと合意。衆院は5月8日に実施する。閣僚らの不適切な言動が相次ぐ中、首相は政権運営の立て直しを図るが、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案など後半国会への影響は必至だ。

 野党4党は26日の幹事長・書記局長会談で、衆参の予算委集中審議の具体的日程が示されない限り、原則として国会審議に応じない意向を確認した。


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