中国初の国産空母進水 対米念頭、西太平洋へ進出加速 

進水する中国初の国産空母=26日、中国遼寧省大連市(新華社=共同)

 【大連共同】中国が遼寧省大連市で建造していた初の国産空母が26日午前(日本時間同)、進水した。国営通信の新華社が報じた。中国にとって国産空母の建造は長年の悲願で、今後は試験航行を経て2020年ごろの就役を目指す。習近平指導部が国策に掲げる「海洋強国」建設の一環。

 習指導部は米国への対抗を念頭に2隻目以降の国産空母の開発を加速させ、西太平洋なども含めて一層の海洋進出を目指す構えだ。新華社電は、今回の進水は「わが国の空母の自主設計と建造に重大な成果を上げたことを意味する」と意義を強調した。


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