探査機、土星衛星に最後の接近 カッシーニ13年の活動に幕 

無人探査機カッシーニが捉えた土星の衛星タイタン(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は24日、無人探査機カッシーニが土星最大の衛星タイタンに接近、重力を利用して軌道を変え土星に向かったと発表した。26日には最も内側の輪よりも土星に近い軌道に入り、9月まで観測を継続。その後、落下して13年間の役目を終える。

 タイタンの近くを飛ぶのもこれが最後で、上空約980キロまで接近した際の画像を公開した。

 カッシーニはNASAが欧州宇宙機関(ESA)などと協力し、1997年に打ち上げ。2004年に土星を回る周回軌道に入り、土星の輪や表面を観測した。


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