大統領選、中道派マクロン氏優位 極右ルペン氏に「包囲網」 

23日、投票するマクロン氏(上、ロイター=共同)とルペン氏(AP=共同)

 【パリ共同】23日のフランス大統領選第1回投票を受け、5月7日の決選投票進出が決まった中道系のマクロン前経済相と極右、国民戦線(FN)のルペン党首は24日、対策会議を開くなど準備を本格化させた。大半の政党がマクロン氏支持を表明し、同氏が優位な情勢だが、ルペン氏も「包囲網」の切り崩しを狙い、双方の攻防は激しさを増した。

 第1回投票では、20日のパリ警官銃撃テロの影響が懸念され、対テロで強硬な政策を唱えるルペン氏や中道・右派候補のフィヨン元首相が浮上するとの分析もあった。しかし、結果はおおむね事前の世論調査通りだった。


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