中国初国産空母、近く進水 大連、20年就役目指す 

 【大連共同】中国が遼寧省大連市で建造している初の国産空母の船体上や周辺から、重機や足場などが撤去されたことが23日、確認された。造船所のドックに注水する作業も同日行ったとみられ、進水に向けた準備を完了したもようだ。近く進水し試験航行などを経て、2020年ごろの就役を目指すとみられる。

 中国国防省の呉謙報道官は3月末、進水時期について「長く待たせることはない」と表明。海軍創設記念日に当たる4月23日に進水するのではないかとの観測が出ていた。

 国産空母は、旧ソ連製空母を改修した中国初の空母「遼寧」と基本構造は同じだが、排水量は約5万トンで、遼寧より小さい。


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