ビザ緩和、東北6県に拡大 中国人の観光客増狙う 

 岸田文雄外相は21日の記者会見で、東北3県を訪れる中国人観光客に発給してきた数次査証(ビザ)の対象を東北6県への旅行客に拡大すると発表した。中国人の訪日客を増やし、日中間の人的交流を活発化させる狙い。5月8日から受け付けを始める。

 新たな発給対象になるのは、青森と秋田、山形各県を訪れる中国人観光客。最初の来日時に3県のいずれかで1泊以上すれば、その後は同じビザで来日できる。3年間の有効期限内であれば何度でも入国できる。

 政府は2012年7月から、東日本大震災の復興支援策として岩手、宮城、福島の3県を訪れる中国人観光客に数次査証を発給してきた。


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