2017年4月20日 21:33 | 無料公開
東芝の半導体子会社「東芝メモリ」(東京)の買収を目指す台湾の鴻海精密工業が、東芝側に米国での新工場建設を提案していることが20日、関係者への取材で分かった。米国への積極的な投資姿勢を示すことで、米政府などの支持を受け、買収を有利に進める狙いがあるとみられる。 また、半導体技術の中国や台湾への流出を懸念する日本政府に配慮するため、子会社のシャープやソフトバンクグループ、米アップルなどに出資を求め、鴻海の出資比率を一定程度以下に抑える案も盛り込んだ。東芝の出資分も一部残し、「日米台連合」による買収の枠組みを提示した。