富士フイルムが決算延期 海外子会社で会計処理に問題 

 富士フイルムホールディングスは20日、傘下で事務機器を扱う富士ゼロックスの海外子会社で会計処理に問題が発覚したとして、月内に公表する予定だった2017年3月期決算を延期すると発表した。過去数年間の決算を修正し、純損益で計約220億円が不正に計上された可能性がある。

 富士フイルムは事実関係の解明を進めるため、第三者による調査委員会を設置、5月中に報告書を受け取る見込み。決算の発表時期は未定としている。

 問題の会社は富士ゼロックスのニュージーランドの販売会社。リース取引に関連し、計上すべき損失が決算に入っていなかった恐れがあるという。


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