18歳未満の交流サイト被害最多 大半は女性、閲覧制限なし9割 

警察庁などが入る中央合同庁舎2号館= 東京都千代田区霞が関

 昨年1年間にインターネットのコミュニティーサイトを利用して児童買春などの犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは、前年より84人多い1736人で、統計を取り始めた2008年以降で最多だったことが20日、警察庁のまとめで分かった。被害者の大半は女性で、面識のない者同士がつながる「チャット系」の被害が減った一方、ツイッターなど同時に複数の友人らとやりとりできる「複数交流系」の被害が増えた。

 サイトにアクセスした端末はスマートフォンが86・9%。悪質なサイトへの接続を制限するフィルタリング機能については、状況が把握できた子どもの88・2%が利用していなかった。


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