規制委田中氏、退任に「ほっと」 後任人事案が国会へ 

田中俊一氏

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は19日の記者会見で、後任の政府人事案が国会に提示され、9月に退任する見通しになったことを受け「規制委員長は原子力の危機管理を担うが、私は72歳で年相応に(体の)トラブルもある。率直に言うと、ほっとしている」と述べた。

 さらに「(原発の審査や検査制度改革など)課題はたくさんある。切れ目のない仕事が続いており、任期切れまでしっかりやりたい」と力を込めた。

 後任の更田豊志委員長代理について「頭が良いし、根っからの安全屋として専門的な知識もある」と評価した。


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