トルコ、250万票不正の可能性 国民投票で国際監視団が指摘 

 【イスタンブール共同】トルコで16日に行われた憲法改正を巡る国民投票について、欧州安保協力機構(OSCE)などでつくる国際投票監視団の1人は18日、オーストリアのラジオに対し、最大で250万票が不正に操作された可能性があると指摘した。ロイター通信が伝えた。

 今回の投票では、大統領に実権を集中させる憲法改正への賛成が反対をわずかに上回った。アナトリア通信によると、開票結果は賛成が51・4%、反対が48・6%で、その差は約138万票だった。

 オーストリアから参加した1人は、法律に反し、公印が押されていない投票用紙や封筒による投票が認められたと指摘した。


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