京都・二条城に茶色粉末50カ所 国宝御殿など、府警捜査 

 世界遺産・二条城(京都市中京区)で18日、二の丸御殿(国宝)や二の丸庭園(特別名勝)などの約50カ所で、カレー粉のような茶色の粉末がまかれているのが見つかった。京都府警は何者かが故意にまいたとみて、文化財保護法違反容疑で捜査している。

 中京署などによると、同日午前11時ごろ、観光客を案内するスタッフが二の丸御殿の廊下付近に粉がまかれているのを発見。職員が調べたところ、壁や廊下のほか、本丸庭園でも見つかった。同署は敷地内に設置された防犯カメラの分析や、粉の成分鑑定を進める。

 スタッフが開門前の午前8時半ごろ確認した際には、汚れはなかった。


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