全国学テ、過去課題から2割超 文科省、学習の改善状況確認へ 

 文部科学省は18日に実施した小学6年と中学3年の全員を対象にした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の出題の狙いを明らかにした。過去のテストで課題とされた分野からの出題が、全142問のうち32問と約23%を占めた。学習の改善状況を確認するとしている。

 32問は2007~10年度のテスト結果を分析した国立教育政策研究所の報告書や、12~16年度のテストの正答率から課題があるとされた内容。一方、文科省によると、悪天候やインフルエンザの影響で、18日のテスト実施を見送った学校は、北海道や静岡県など30都道府県の183校。いずれも後日、実施する。


  • LINEで送る