国宝「投入堂」の参拝解禁 鳥取地震で被害 

 鳥取県三朝町の三徳山三仏寺で18日、昨年10月の鳥取地震で参道などに被害を受けた国宝「投入堂」への参拝が解禁された。参拝者や修行者の安全を祈願する法要が本堂で営まれ、住職の米田良中さん(72)は「多くの人の助けで今日を迎えられた。感謝でいっぱいだ」とあいさつした。

 投入堂は断崖絶壁に立つ奥院で、本堂から歩いて1時間ほどかかる。地震で参道の岩場に約15メートルの亀裂が入るなど被災した。小雨の降る中、参道の入り口に結界として張られていた縄が刀で切り落とされ、行者や参拝者らが次々入山した。


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