亡き息子の卒業式拒まれる 大分市の私立中学で 

 大分市の私立岩田中で体育の授業中に倒れ、死亡した3年柚野凜太郎さん=当時(14)=の両親は3月、学校から卒業式への参加を拒まれ、警察に通報される騒ぎとなった。学校の対応は、文部科学省が昨年春に示した「学校事故対応に関する指針」に沿っておらず、指針を取りまとめた一人は「遺族へ誠実に歩み寄るべきだ」と批判する。

 柚野さんは昨年5月13日、体力測定の授業で20メートルシャトルラン(往復持久走)の最中に意識を失い、搬送先の病院で2日後に亡くなった。両親の要望を受け、中学を運営する学校法人は第三者委員会を設置し、詳しい事故原因を検証している。


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