立山黒部アルペンルート全線開通 4カ月半ぶり、遅い春到来 

 北アルプス・立山連峰を貫き、富山と長野を結ぶ観光路「立山黒部アルペンルート」が15日、4カ月半ぶりに全線開通した。

 標高2450メートルの富山・室堂付近では、道路の両側に高さ約19メートルの雪の壁がそびえる「雪の大谷」が出現。壁の間を歩く「立山・雪の大谷ウォーク」も6月22日まで楽しめる。

 ようやく訪れた春とはいえ、この日午前7時の室堂の気温はマイナス3度。ときおり強くふぶく厳しい天候だが、大分県臼杵市の会社員山下亮太さん(31)は「こんな量の雪を見るのは初めてで興奮している。ここまで壁が高いとは」と驚いていた。


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