対北朝鮮、攻撃判断の基準示さず 米報道官、中国の協力に期待 

17日、米ホワイトハウスで記者会見するスパイサー大統領報道官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】スパイサー米大統領報道官は17日の記者会見で、米国が北朝鮮を軍事攻撃する判断の基準となる「レッドライン(越えてはならない一線)」について明確に示す考えはないと述べた。中国がトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談を受けて「さらに積極的な役割を果たす」とも述べ、中国が北朝鮮への影響力行使で協力することに期待を示した。

 北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるためトランプ政権は「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」としており、軍事的選択肢の幅を狭めない狙いがありそうだ。


  • LINEで送る