改定日米ACSAを承認 「戦闘地域」で弾薬供給 

改定日米物品役務相互提供協定を可決、承認した参院本会議=14日午前

 改定日米物品役務相互提供協定(ACSA)は14日午前、参院本会議で与党などの賛成多数により可決、承認された。同盟関係を強化するため、自衛隊による米軍の後方支援を拡大する内容。安全保障関連法に基づき、従来の「戦闘地域」で弾薬提供が可能になる。オーストラリアとの改定ACSA、英国とのACSA新規締結も承認した。

 改定日米ACSAでは、戦闘が起きる恐れがある場所を含む「戦闘地域」であっても、現に戦闘行為が行われている「戦場」以外であれば、自衛隊が米軍に物品を提供できるようになる。物品には弾薬も含む。「非戦闘地域」に限って認める従来の協定を大幅に見直した形だ。


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