純野生トキが本州に初飛来 新潟市で確認 

 環境省は13日、新潟県佐渡市の野生下で生まれたペアから誕生した「純野生」の1歳の雌トキが、日本海を渡り約60キロ離れた新潟市に飛来したと発表した。純野生トキが本州で確認されるのは初めて。

 環境省によると、純野生トキは昨年4月、40年ぶりに誕生が確認された。この雌トキは巣立った純野生ひな6羽のうちの1羽。

 13日午後4時ごろ、新潟市内の水田で餌をとっている姿を市民が発見。連絡を受けた環境省の職員が、装着していた足輪から確認した。

 繁殖期の雌のトキには相手を求めて広く移動する習性があるが、確認された個体は繁殖に参加するにはまだ若く、飛来の理由は不明という。


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