2017年4月12日 20:33 | 無料公開
長崎県松浦市議会は12日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)3、4号機の再稼働に反対する意見書を全会一致で可決し、政府に送った。避難対象となる半径30キロ圏内に位置する長崎県内4市で反対の意見書が可決されるのは、平戸市議会に続いて2例目。 意見書は、渋滞や橋の老朽化といった避難経路に関する不安を挙げ「自治体任せとなっている避難計画や方法が国の責任で確立されなければ、市民の安全と安心を確保すべき環境が整えられたとはいえない」とした。 東京電力福島第1原発事故にも触れ「原因の究明がなされていない。震災を教訓とした国の諸制度の改正もされていない」と指摘した。