アフリカ援助資金、要請の2割 大規模な餓死の危険と国連 

 【ジュネーブ共同】国連人道問題調整室(OCHA)は11日、深刻な食料不足に陥っているアフリカ・中東の4カ国の緊急支援として国連が国際社会に要請した44億ドル(約4800億円)のうち、約2割しか集まっていないと明らかにした。このまま十分な支援がない場合、大規模な餓死が発生する危険が高まっていると警告した。

 4カ国は南スーダン、ナイジェリア、ソマリア、イエメン。干ばつが深刻で、難民化のペースは早まっており、国連は今年に南スーダンからスーダンに逃れる難民を当初予想の3倍の18万人とした。南スーダンの場合、難民の約6割が子どもだという。


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