中国、林鄭氏を香港トップに任命 7月1日就任へ 

香港政府トップの行政長官に当選した林鄭月娥氏(左)に国務院令を手渡す中国の李克強首相=11日、北京(新華社=共同)

 【北京共同】中国の李克強首相は11日、香港政府トップの行政長官に当選した林鄭月娥氏と北京で会見し、行政長官に任命する国務院令を渡した。新華社電などが伝えた。林鄭氏は香港返還20年を迎える7月1日に就任する。任期は5年。

 李氏は当選への祝意を示し「中央政府はあなたと(香港)新政府の仕事を全力で支持する」と表明。香港社会が中国に対する認識を巡って分裂していることを念頭に「団結して香港と社会各界を率いていくことを望む」と述べた。

 林鄭氏は「中央政府の信任と香港市民に託された重大な期待に背かない」と強調した。

 林鄭氏は11日、習近平国家主席とも面会した。


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