ブラックホール撮影目指せ 世界の電波望遠鏡で一斉に観測 

ブラックホールの撮影画像イメージ。中央の黒い部分がブラックホール(ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの塩川穂高研究員提供)

 天の川銀河の中心にあると考えられている超巨大ブラックホールを撮影しようと世界の電波望遠鏡で一斉に観測する国際共同プロジェクトが今月1日から14日までの日程で行われている。日本の国立天文台などが運営する南米チリのアルマ望遠鏡の他、米国や欧州、南極の望遠鏡が参加することで、地球サイズの仮想望遠鏡を形作り、見ることが不可能とされてきたブラックホールの輪郭を浮かび上がらせる計画だ。

 観測するのは、地球が属している天の川銀河の中心にある超巨大ブラックホール。地球から2万6千光年離れており、直径は太陽の17倍で400万倍もの質量がある。


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