熊本城しゃちほこ7月復元へ 日本財団が費用助成 

復元する熊本城天守閣大天守のしゃちほこのパネルを手にする熊本県の蒲島郁夫知事(右)と日本財団の笹川陽平会長=10日午後、熊本県庁

 熊本地震で被災した熊本城(熊本市)の復旧を巡り、日本財団は10日、落下した天守閣のしゃちほこの制作費用を助成し、7月に復元させると発表した。8月から熊本市役所で展示する予定。

 作り直すのは大天守と小天守の最上部に据えられていた計四つ。被災前と同じ大きさと形の瓦製で、制作費は2505万円を見込んでいる。

 日本財団はこれとは別に、熊本城の修復費のうち30億円を負担すると既に発表しており、2017年度から22年度まで5億円ずつ提供することも明らかにした。天守閣内の展示施設などの再建に活用される。


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