長嶺大使、韓国外務次官と面談 慰安婦合意の順守要請か 

韓国の林聖男外務第1次官との面談後、取材に応じる長嶺安政駐韓大使=10日、ソウルの韓国外務省(共同)

 【ソウル共同】長嶺安政駐韓大使は10日、ソウルの韓国外務省を訪れ、林聖男外務第1次官と面談した。長嶺氏は終了後、記者団に「日韓関係をさらに前に進めていこうという話をした」と述べた。従軍慰安婦問題の解決を確認した日韓合意の次期政権での順守を要請した可能性もあるが、質問には答えなかった。

 長嶺氏は、釜山の日本総領事館前に慰安婦問題の少女像が設置されたことへの対抗策として1月に一時帰国。今月4日に帰任し「黄教安大統領代行(首相)らに直接会い、日韓合意の実施を強く求めていく」と述べた。韓国政府は「未調整の段階で対外的に言及するのは不適切だ」と不快感を示した。


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