対北朝鮮、中国へ働き掛けで一致 日米外相会談 

会談を前にティラーソン米国務長官(左)と握手を交わす岸田外相=10日、イタリア中部ビアレッジョ(共同)

 【ルッカ(イタリア中部)共同】岸田文雄外相は10日午前(日本時間同日午後)、ティラーソン米国務長官と訪問先のイタリアで会談した。安倍晋三首相とトランプ大統領の電話会談に続き、北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に向け、影響力を持つ中国への働き掛けを強める方針で一致した。岸田氏はトランプ政権によるシリア攻撃に関し「化学兵器の拡散と使用の抑止に責任を果たそうとする決意を支持する」と伝え、ティラーソン氏は謝意を示した。

 イタリアでの先進7カ国(G7)外相会合を前に、北朝鮮やシリアの重要議題を巡り日米が結束した格好だ。


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