2017年4月7日 19:43 | 無料公開
東京電力福島第1原発1号機の原子炉格納容器内から採取した堆積物=6日(東電提供)
東京電力は7日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器底部にたまる高濃度汚染水から、堆積物を採取したと発表した。溶け落ちた核燃料(デブリ)取り出しの作業に役立てるため、堆積物の成分を分析。デブリ由来の物質が含まれていないか調べる。
東電によると、6日午後、格納容器の貫通部に開けた穴からホースを入れて底部まで下ろし、ポンプで汚染水と堆積物を吸引した。堆積物は茶褐色だった。
東電は3月31日、今回と違う場所で汚染水と堆積物を採取した。原子炉の建屋内で簡単に分析をしたが、堆積物が微量のため成分を特定する情報は得られなかった。