WHO「たばこのない五輪を」 日本に要請 

受動喫煙防止策の徹底を塩崎厚労相(右)に要請するWHOのアサモア・バー事務局次長=7日午後、厚労省

 世界保健機関(WHO)のアサモア・バー事務局次長は7日、丸川珠代五輪相と東京都内で面会した。東京五輪・パラリンピックについて「WHOと国際オリンピック委員会(IOC)が合意した『たばこのない五輪』は非常に重要」として受動喫煙防止などの対策を徹底するよう要請した。丸川氏は「しっかり取り組みたい」と述べた。

 丸川氏は記者会見で「強い要求であり、真摯に受け止めなければならない。健康増進へ実効性ある法律を作るのが重要だ」と強調した。

 バー氏はその後、厚生労働省を訪れ、塩崎恭久厚労相に対し、たばこ対策を強く進めるよう訴えた。


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