捕鯨新計画で日本に追加作業勧告 IWC専門会合 

 水産庁は3日、北西太平洋でミンククジラとイワシクジラを年間計314頭捕獲する新たな調査捕鯨計画案に関し、国際捕鯨委員会(IWC)の専門家会合が「捕獲調査の必要性や捕獲頭数の妥当性が十分に説明できていない」として、日本に追加作業を行うよう勧告したと明らかにした。

 専門家会合は1月30日~2月3日に東京都内で開かれた。専門家らは、日本の計画案は資源管理に重要と認めたが、一方で「ミンククジラの捕獲が資源量に与える影響を他の手法でも評価すべきだ」などと指摘。追加作業を踏まえた評価が終わるまで捕獲調査を行うべきではないと勧告した。


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