2017年4月3日 09:19 | 無料公開
初水揚げされたシロエビ=3日午前、富山県射水市
富山に春の訪れを告げるシロエビ漁が3日、富山湾で始まった。透き通るような赤みを帯びた美しさから「富山湾の宝石」とも呼ばれ、沖合約3キロの漁場から戻った船から水揚げされると、次々と競りにかけられた。
漁が解禁された1日は強風のため出漁できず、3日が今季初の漁となった。富山県射水市の新湊漁港の沖では未明から小型底引き網漁船5隻が操業し、午前7時すぎに最初の船が帰港。港では仲買人がエビの入ったかごを囲み、威勢の良い競りの声を響かせた。
富山県によると、シロエビは富山湾で漁獲量が多く、専門の漁が全国で唯一行われている。漁期は11月末まで。