2017年4月2日 15:09 | 無料公開
和歌山県太地町の町立くじらの博物館で営まれた供養祭=2日
和歌山県太地町の町立くじらの博物館は2日、飼育中に死んだ鯨類や魚類などの冥福と飼育動物の長生きを祈る供養祭を営んだ。館内にある供養碑前で地元の住職が読経する中、職員約30人が静かに手を合わせた。
開館した1969年4月2日の記念日に合わせ、約30年前から毎年実施。この1年間で、鯨類は肺炎などでバンドウイルカ3頭、マダライルカ1頭の計4頭が、魚類とクラゲやカニなどは約150種約1400匹が死んだ。
同館は現在、鯨類7種77頭を飼育している。桐畑哲雄副館長(57)によると国内では鯨類の種類、頭数ともに最も多く、世界でも有数という。