発足30年、新時代のJRへ 各社が入社式 

JR発足30年を記念し、駅員らが着けるエンブレム。奥は東京駅=1日午前

 国鉄が分割・民営化し、JR7社が発足してから1日で30年となった。各社は民営化による投資効果で安全性やサービスの向上に取り組み、利用者増や収益改善につなげた。一方で各社間の経営格差や赤字路線の維持など課題を多く抱えながら、新たな時代のJRへ歩みを進める。

 30年の幕開けとなった1日は、JR各社が入社式を開いた。JR西日本の来島達夫社長は、大阪府吹田市で新入社員約650人を前に「時代の変化に迅速に対応できる会社にするため、それぞれの職場で新しい風を吹き込んでほしい」と呼び掛けた。


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