「秋篠宮」維持案を検討 政府、陛下退位後 

 天皇陛下の退位に向けた法整備を巡り、皇太子さまが新天皇に即位した後の秋篠宮さまの呼称について、宮号をそのまま維持し「秋篠宮」とする案が政府内で浮上していることが31日、複数の関係者への取材で分かった。政府は、皇后さまの呼称を「上皇后」とする案が出ていることを踏まえ、陛下の退位後に皇位継承順が第1位となる秋篠宮さまの処遇など残る論点の調整に入っていた。

 法律上「皇太子」と規定するか、「皇太弟」の地位を新設する案も検討されている。ただ、1990年に紀子さまとの結婚に伴い創設された秋篠宮家が、国民に広く定着している現状などを考慮したとみられる。


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