「地元の猫まで集まった」 「ねこあつめ」の忽那汐里 

映画「ねこあつめの家」で共演した猫のシナモンを抱く忽那汐里

 女優の忽那汐里が、猫を集めて楽しむ人気スマートフォンゲームをモチーフにした映画「ねこあつめの家」でヒロインを演じた。ロケ現場の一軒家に10匹以上の猫が集まったため「声を聞きつけた地元の猫ちゃんまで様子を見に来て“リアルねこあつめ”状態になった」と、猫だらけの撮影を振り返った。

 CMなどで活躍する“スター猫”たちが人間顔負けの演技を見せた。数分間の長回しもあったが「みんな優秀で、ほとんどNGを出さなかった」と忽那。お気に入りは「ちゃはちさん」役のシナモンだ。「じっとしているのが上手なお利口さんです」と目を細める。

 主人公は深刻なスランプに苦しむ小説家(伊藤淳史)。忽那演じる担当編集者の叱咤激励から逃げるように引っ越した千葉の一軒家で、なぜか庭先に集まってくる猫を眺めるうちに、少しずつ自分を取り戻していく。

 終盤のやや意外な展開を、忽那は「主人公にとっての猫みたいに、人生の分岐点でそっと背中を押してくれる存在が誰にでもあるはずだ、と気付かされるラストだった」と語る。猫好き以外にも薦めたい、究極の癒やし映画だという。

 「猫も犬も大好き」だが、仕事で家を空けることが多く、今はどちらも飼えずにいる。「いつかは保護猫を引き取って一緒に暮らしたい。広い庭付きの家で、大型犬も3匹くらい飼おうかな」と夢を膨らませた。

 映画は4月8日公開。


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