NHK子会社、剰余金948億円 検査院が監督要求 

 NHKの子会社13社の利益剰余金が、2015年度末時点で計948億円だったことが30日、会計検査院の調べで分かった。検査院はNHKに対し、子会社の剰余金の状況を把握し、適切な規模とするため監督するよう求めた。

 剰余金の一部が配当としてNHKに支払われれば、番組の質の向上や受信料の値引きにつながる可能性もある。参院が昨年5月「NHKに還元すべき子会社の剰余金が増加していることは看過できない」と、検査院に調査を要請していた。

 剰余金が最も多かったのは施設整備会社NHKアイテック。番組制作会社のNHKエンタープライズ、NHK出版と続いた。


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