新博物館への移送準備作業を公開 ツタンカーメン王副葬品 

28日、カイロのエジプト考古学博物館で、ツタンカーメン王の戦車を調べる日本とエジプトの専門家ら(共同)

 【カイロ共同】エジプトの首都カイロ近郊ギザの三大ピラミッド近くに建設中の「大エジプト博物館」に収蔵されるツタンカーメン王(紀元前14世紀)の木製の寝台や戦車などの副葬品の移送準備作業が28日、カイロのエジプト考古学博物館で日本メディアに公開された。

 国際協力機構(JICA)が新博物館の収蔵予定品の保存・修復を支援しており、日本とエジプトの専門家らがエックス線装置も使って副葬品の構造などを調査。金箔の部分に保護のため和紙を貼るなどして移送に向けた準備作業を行った。

 JICAによると、新博物館に隣接する「保存修復センター」に5月以降、副葬品などを移し始める。


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