親の喫煙、子の肥満に影響 厚労省「関連性裏付け」 

 乳児期に受動喫煙があった子どもは、成長後の肥満の割合が高い―。厚生労働省は28日、「21世紀出生児縦断調査」の分析結果として、こんな傾向を明らかにした。生後6カ月時点に親が室内で喫煙する状況があった男児の13歳での肥満率は、そうでない場合に比べ3ポイント高いことが判明。女児も2ポイント高かった。

 厚労省は「受動喫煙と子どもの肥満の因果関係はこれまでも指摘されていたが、調査で一定の関連性が裏付けられた」と指摘。受動喫煙の防止策強化の必要性を訴えた。

 この調査は01年に生まれた子どもの成長や子育ての状況を把握し、データを少子化対策などの施策に生かすのが目的。


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