文春に198万円賠償命令 徳洲会元事務総長巡る記事 

 医療法人「徳洲会」グループ関連会社の資金3千万円を横領した罪に問われ、一審で有罪判決を受けた元事務総長能宗克行氏(60)=控訴中=が、週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、発行元の文芸春秋に198万円の支払いを命じた。

 判決によると、週刊文春は2013年10月、「徳洲会マネー100億円をむさぼる『わるいやつら』」と題した記事などで、能宗氏がグループの資金数十億円を着服したほか、文書を偽造してグループを乗っ取ろうとしたと報じた。

 文芸春秋は「承服しがたい判決で、ただちに控訴する」としている。


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