原発事故除染土で公園土地造成 再利用理解促進で新組織も 

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた土の減量と再利用に向けた環境省の有識者検討会は27日、都内で会合を開いた。環境省は除染土を埋め立てて造成した土地を緑地公園に利用する案や、再利用に対する全国的な理解促進に向けた取り組みを検討する組織を新設する案を示し、了承された。

 環境省は昨年6月、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり5千~8千ベクレル以下となった除染土を、全国の道路や防潮堤などの公共工事に再利用する方針を決めた。しかし、受け入れ先の住民の反発も予想され、再利用が進むかどうかは見通せない。


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