政府、ミサイル防衛の増強提示へ 日米2プラス2で 

 政府は4月下旬からの大型連休にも開く外務・防衛担当閣僚の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、北朝鮮に対処する弾道ミサイル防衛(BMD)体制の増強を図ることを最優先課題として提示する方向で調整に入った。日米同盟強化に向けた自衛隊の役割拡大策と位置付ける。弾道ミサイル発射前に拠点を破壊する「敵基地攻撃能力」保有の是非を含め、自衛隊と米軍の役割分担の方向性も話し合う可能性がある。政府筋が25日明らかにした。

 政府はトランプ政権下で初めての2プラス2で、最重要のテーマとしてBMDを明示し「北朝鮮の脅威は新たな段階に入った」との認識を重ねて共有したい意向だ。


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