坂本龍一さんと被災の子ら演奏会 東北民謡に基づく曲を披露 

東日本大震災を体験した子どもらによる「東北ユースオーケストラ」代表・監督の坂本龍一さん(中央)と団員=25日午後、東京・新宿の東京オペラシティコンサートホール

 東日本大震災で被災した小学生から大学生まで104人が参加し、音楽家の坂本龍一さんが代表・監督を務める「東北ユースオーケストラ」が25日、東京・新宿のホールで演奏会を開いた。

 作曲家藤倉大さんが東北の民謡に基づいて作・編曲した新作を初演。子どもらが民謡の掛け声も交え、力強く演奏した。マーラーの交響曲第1番「巨人」を勇壮に演奏し終えると、客席からは「ブラボー」と称賛の声が相次いで上がった。

 団員が合宿をした沖縄県の民謡も演奏した他、女優吉永小百合さんが演奏に合わせて福島や沖縄の児童の詩を朗読した。


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