偽造カード調達か、男を逮捕 弘道会系、ATM不正で 

 17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から18億円超が不正に引き出された事件で、偽造カードを調達したとして、警視庁が不正作出支払い用カード電磁的記録供用などの疑いで、指定暴力団山口組弘道会系の組関係者の男を逮捕していたことが捜査関係者への取材で25日分かった。

 男は逮捕時に長野県に住んでいた解体工の佐藤友明被告(26)。今年1~2月に2回逮捕され、後に同罪などで起訴された。東京地裁で公判中。

 警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は、佐藤被告が不正を指示する立場だったとみており、グループの実態解明を進める。


  • LINEで送る