2017年3月24日 19:20 | 無料公開
東京電力福島第1原発4号機の建屋=2013年2月撮影
東京電力と柏崎刈羽原発を抱える新潟県でつくる合同検証委員会は24日、東電の原子力部門や福島第1原発事故の対応に当たった社員の半数が事故当時、「炉心溶融」に至っていたと推測していたとの社内アンケート結果を明らかにした。
検証委は、OBを含む4225人を対象に昨年11月からアンケートを実施、4074人から回答を得た。事故前に入社した3639人のうち、第1原発で働いていた社員を中心に1730人が「炉心溶融に至っている号機があると思っていた」と回答した。
また、179人の社員が炉心溶融の判断基準を知っていたと回答した。