鳥インフル、殺処分続く 宮城と千葉で計28万羽 

高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、被害拡大を防ぐための殺処分が続けられている宮城県栗原市の養鶏場=24日(共同通信社ヘリから)

 養鶏場で死んだ鶏から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された宮城、千葉両県は24日午後、被害拡大を防ぐための殺処分を続けた。対象は宮城22万羽、千葉6万8千羽で、計28万8千羽に上る。

 宮城県は発生場所となった栗原市の養鶏場で、自衛隊の協力を得て殺処分を続けている。27日未明までに全ての鶏を土中に埋めたい考えだが対象が多く、ずれ込む可能性があるとしている。周辺農場で新たな被害は確認されていない。

 栗原市の養鶏場では21~23日に計96羽が死んでいるのが見つかり、24日未明にH5型の感染が確認された。


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