2017年3月24日 05:26 | 無料公開
23日、ワシントンでオバマケアに関する会合に向かうライアン下院議長(中央)(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米下院は23日、トランプ政権が最優先課題とする医療保険制度改革(オバマケア)を見直す代替法案の本会議採決を同日に予定していたが、延期を決めた。トランプ大統領と与党共和党指導部は、党内の法案反対派とぎりぎりの折衝を続けていたが、可決に必要な票を確保するめどが立たなかった。
前政権の看板政策であるオバマケアを廃止し、新たな制度に替えることはトランプ氏の最重要公約の一つ。共和党指導部は早期採決を目指して調整を継続する構えだが、反対派から譲歩を得られるかは不透明だ。