震災関連自殺者は昨年21人 避難長期化も影響か、心のケア 

 東日本大震災に関連した昨年1年間の自殺者は、前年より2人減って21人だったことが23日、警察庁のまとめ(確定値)で分かった。宮城県が8人で最も多く、福島県が7人、岩手県が6人だった。自殺対策を所管する厚生労働省の担当者は「被災者の自殺対策は依然として深刻な課題。避難生活は長期化しており、心のケアなどに引き続き対応する」としている。

 3県を合わせた年代別は、60代が5人で最多。30代と40代、50代がそれぞれ4人、70代が2人、20代と80歳以上がそれぞれ1人。原因・動機別(複数回答)では「健康問題」が13人で最も多く、「家庭問題」5人などとなっている。


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