2017年3月23日 05:40 | 無料公開
23日、韓国南西部、珍島沖合の引き揚げ作業で、船体の一部が水面の上まで浮上した旅客船セウォル号の様子を伝える韓国MBCニュースの映像(聯合=共同)
【珍島共同】韓国海洋水産省によると、韓国南西部、珍島沖で2014年4月に沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業で、23日未明、船体の一部が水面の上まで浮上した。
同省は順調に進めば、船体をドックに乗せて完全に浮上させ、約87キロ離れた木浦の港へ運ぶ方針だ。
事故では295人が死亡し9人が行方不明になった。行方不明者の家族は、遺体が船内に残されている可能性があるとして引き揚げを望んできた。船体の陸揚げ後、遺体捜索と未解明の沈没原因の解明が本格化する。
海洋水産省は22日朝に引き揚げ作業を始めた。